田中みな実さんの代名詞の一つである、透明感あふれる美肌。彼女が愛用するコスメを指名して購入する「田中みな実買い」が続出するなど、その美肌に憧れる女性が後を絶ちません。

そんな彼女の美容メソッドの一つとして有名なのが、毎朝大量の旬のフルーツを食べること。その量はなんと、春はイチゴを2〜3パック、夏はメロン1玉なのだとか…!

確かにフルーツは、なんとなくお肌に良さそうなイメージ。みな実さんの真似をしてその量を食べれば、実際に、あの美肌に近づけるのでしょうか?美容・健康のスペシャリストであるプロフェッショナルファスティングマイスターの間所謙治さんに、大量のフルーツを食べることの、肌への効果や影響について聞きました。

間所さんによると、フルーツをたくさん食べることのメリットは大きく3つあります。

①     ビタミンCを摂取できる(肌に透明感が生まれる)

フルーツには、コラーゲンの形成を助けるビタミンCが含まれています。コラーゲンは、肌の柔軟性や弾力性を維持するのに欠かせない成分なので、ビタミンCを摂取すれば、みずみずしい美肌づくりにつながります。また、ビタミンCには、シミやくすみの原因となるメラニンの生成を抑える効果も。肌に透明感が生まれる効果も期待できます。

②     酵素の無駄遣いを防ぐ(アンチエイジング)

生で食べる野菜や果物、魚、肉、発酵食品には、消化を助け、新陳代謝の促進をサポートする消化酵素が含まれています。人は生まれながらにして体内に一定の消化酵素を持っていますが、その量は上限が決まっているので、早く使いすぎると消化能力が落ちて、体が老化していきます。フルーツにも当然この消化酵素が含まれますから、生で食べることによって体内の消化酵素の使用量を節約でき、間接的にアンチエイジングにつながります。

③     食物繊維が多い(肌荒れ防止)

フルーツは水溶性食物繊維を多く含みます。水溶性食物繊維には整腸作用があるので、腸内環境を整えるのに一役買ってくれます。腸内環境の乱れはさまざまな肌トラブルの原因につながるので、結果的に肌荒れ防止効果が期待できるのです。

ここまでを読めば「やっぱりお肌にいいのね!」と、食べる量まで真似したくなりますが、ちょっと待って!「大量に食べる」ことのデメリットもあります。

▽デメリット1=体が冷える

その他の食事内容にもよりますが、前述の量の果物を食べると、体を冷やしてしまうリスクがあります。生野菜や果物は偏った食べ方をすると、体が冷えて血流が悪くなり、、冷え性や肩こりにつながる恐れがあります。

▽デメリット2=下痢を起こしやすい

もともとあまりビタミンCを摂っていなかった人が、急に大量のビタミンCを摂取すると下痢を起こしやすくなります。

▽デメリット3=糖質過多の人は、糖化によって見た目年齢が老ける

果物には「果糖」という糖が含まれていますが、果糖は満腹感を感じにくいので、食べ過ぎてしまう恐れがあります。そうして糖を過剰に摂取すると「糖化」という現象が起こり、コラーゲンなどの組織自体が破壊され、肌のたるみやシワが目立ってきます。その他の食事で糖を控えられている人なら良いですが、お菓子や小麦類といった糖質を好んで食べている糖質過多の人では、フルーツを食べすぎることで逆に見た目年齢が老けていく可能性があるのです。

どうやら、その他の食事内容や摂り方を工夫しないと、フルーツによる美肌効果は得られないよう。そこで、フルーツで美肌効果を得るポイントも教えてもらいました!

■できるだけ和食を食べる

和食の合言葉「まごわやさしい」(※)を意識した食事を摂りましょう。小麦や肉といった食材をあまり使わない和食は、腸内環境を整えることにも、糖化防止にもつながります。

■食後に食べる

ビタミンCは、食後に摂取することで吸収されやすくなる特徴があります。また、食後に食べれば、下痢も起こりにくくなります。

■1日3回に分けて食べる

フルーツに含まれるビタミンCは水溶性なので、過剰に摂取しても、摂りすぎた分は尿と一緒に排泄されてしまいます。朝、昼、夜の食後に分けて摂れば、こまめに補給できる上、吸収も良くなります。

「美容や健康の分野では、良いと紹介されたものを食べても、その結果には個人差があります。効果を感じる人とそうでない人の違いは何なのか、逆に摂らないほうがいいものは何なのかなど、できるだけ全体像を知ろうとする習慣をつけてほしいと思います。たとえば、食事内容に気を付けていても、生活習慣が乱れている人はホルモンバランスの乱れから肌荒れを起こしたりするもの。何か一つの食材に期待するのではなく、生活習慣そのものを見直してみることが、美容にも健康にもつながると思いますよ」。(間所さん)

※「まごわやさしい」とは:「ま」=豆類、「ご」=ごまやくるみなど、「わ」=わかめ等海藻類、「や」=野菜、「さ」=魚、「し」=しいたけなどキノコ類、「い」=芋類。7品目の食材をまんべんなく食べることで健康的な食生活が送れる、という合言葉

(まいどなニュース特約・鶴野 ひろみ)