10月16日の映画公開から10日間で興行収入100億円を突破した「劇場版『鬼滅の刃』無限列車編」。観客動員数798万人という鬼滅ブームの陰で、20年近くも愛用していた私服のシャツが着られなくなった男性がいます。

 大阪在住の会社員「Opsapor」さんは10月18日、ツイッターに「本年1番着にくくなった20年くらい着てるネルシャツです」と投稿しました。

 写真に映るのは、黒と緑のチェックのネルシャツ。「鬼滅の刃」主人公、竈門炭治郎(かまど・たんじろう)が着用する羽織の市松模様を彷彿とさせるデザインです。これを着て外出すると、すれ違う子どもたちに「あっ、たんじろうだ!」と声を掛けられそうなレベルです。

 ツイートはいいねの数3.5万、リツイートは1.4万と猛烈な勢いで拡散。コメント欄には同じく鬼滅柄のシャツやコート、靴などを持つ“同志たち”の写真が続々とアップされ、「同じの持ってます」「隠して着ます」「時代の最先端」等のコメントが並びます。

 Opsaporさんに経緯を聞きました。

 ――「このシャツ、鬼滅に似てる…!」と気付いたきっかけは?

 「ちょうど衣替えのタイミングだったのもあり、同じ柄のダウンジャケットを持ってる他の方のツイートを見て、あ、自分も似てるの持ってる!ってなりました」

 ツイッターでは10月中旬ごろ、「一生着ることができなくなった」と黒と緑色のベストの写真が投稿され、注目を集めていました。

 ――購入場所は覚えていますか?

 「もはやどこで買ったか覚えてないのですが、赤い同じ柄とセットで買ったと思います。多分安かったんだと思います」

 同作品をジャンプ連載中からずっと愛読していたというOpsaporさん。今では奥様や2人のお子さんたちも作品に夢中になり、「こんなに流行るとは予想外でした」と驚きます。さらには、自身の愛着のあるシャツが気軽に着られなくなるほど影響を及ぼすとはーー。

 炭治郎の羽織と同じ市松模様は、2色の正方形を互い違いに並べた柄のこと。一方、ネットで次々とアップされる柄は、チェックやギンガムチェックと呼ばれる格子柄がほとんどです。黒と緑のチェックはフランネルのシャツでは定番の柄。似たデザインは海外ブランドやアウトドアブランド、最近ではユニクロからも発売されています。

 ――20年も着続けているのに今冬は封印でしょうか?

 「鬼滅の刃の映画を観に行くチャンスがあれば、勇気を出して着ていきたいですね」

 映画館で子どもたちに囲まれるOpsaporさんの姿が目に浮かびます。後日談を楽しみにしたいですね。

(まいどなニュース・金井 かおる)