先日自宅で引き出しの整理をしていた際、過去に保育士さんとやり取りした保育園連絡帳の紙が大量にでてきました。「お!これは懐かしい!」と整理もそっちのけで片っ端から読み始めた私。お片付けあるあるですが、気軽な気持ちで読み始めた数分後にはボロボロと溢れる涙とともに、自分のなかで、ある気持ちの変化が起きていました。

■入園時、哺乳瓶も離乳食も受け付けなかった娘

現在3歳になる娘は、0歳7カ月の時に認可保育園に預けました。最初に預けるときは、まだハイハイすらできない娘を親の都合で預けていいのかな…と罪悪感でいっぱいになっていた私。保育園に預けるたびにギャンギャン泣く娘を見て、「申し訳ない」と涙したこともたくさんありました(いまは泣いてもさっさと置いてくる)。

その頃の連絡帳には、

「ママが行ったあと、午前中は泣き続けておんぶで過ごしました」

「哺乳瓶を嫌がりミルクをなかなか飲んでくれませんでした」

など、心配になってしまうような文章が毎日のように書かれていました。それでも子どもを安心して預けることができたのは、保育士さんの「来年の4月には今の状況が嘘のようにミルクを飲んでいますよ」「◯◯ちゃんのペースに合わせてじっくりやっていくので安心してくださいね」という声がけがあったからだと思います。

■子どもの成長を改めて感じた

連絡帳を見返してやはり感じたのは、当たり前のことですが、子どもの成長。

0歳児クラスの終了時にいただく『おもいで』という娘の手形やクレヨンを投げて描いたという斬新な絵などが1冊にまとめられているものがあるのですが、最後のページに担任の先生からのメッセージが綴られています。そこには、こう書いてありました。

   ◇   ◇

だっこしてってたくさんないて、ほにゅうびんもきらいで・・・。でも、いつのまにかえがおで「おはよう」ってきてくれるようになったね! あるけるようになってからは『もっと、もっと』って、てをのばしてくれるがんばりやさん。これからいろんなところをぼうけんして、たのしいことをたくさんみつけてください。

   ◇   ◇

ミルクも飲まない、離乳食も食べない、泣いてばかりの娘が1年経ってこんなに成長していたんだと改めて感じることができました。その後の1歳児クラスになってからの連絡帳には

「泣いているお友達の頭をいいこいいこしてくれてお姉さんです」

「10数えたらおしまいねという声がけをしっかり守り、ちゃんと座って待っていてくれました」

など、家ではなかなか見ることができない行動をしている姿が書いてありました。1日の大半を保育園で過ごしている娘。その成長をじっくり見てあげることはできないけど、こうして親の知らない間にもどんどん成長しているのだなと思うと嬉しいような、少し寂しいような・・・なんとも言えない気持ちで胸がいっぱいになってしまいました。

■私「よくやっていたな」と気付いた

保育園連絡帳を見返して、感じたのは娘の成長だけではありませんでした。そう自分自身が本当によくやっていたなと気付いたことです。娘は完全母乳だったこともあり、新生児のころから本当に寝ない子どもでした。1歳半で母乳をやめるまで、毎晩、1時間半ごと、ひどいときは30分おきに起きていました。そのたびに授乳したり、抱っこしたりして寝かしつけていた私。

連絡帳にも

「昨日の夜も30分おきに起きていたのに、朝は6時に起床しています。娘も眠いので、よくぐずると思います。様子を見ていただけると助かります」

といったような内容がほぼ毎日のように書かれていました。もちろんその時期もずっと仕事をしていた私。

「よく、やっていたな・・・」

という言葉を自然と発していました。子育てと仕事に追われて毎日をバタバタと過ごしているせいか、そんなことすっかり忘れていました。そして、「よく、やっていたな」と自分で改めて思えた瞬間、たくさん涙が溢れていました。

■自分を初めて肯定することができた

私はまだママ年齢3歳ですが、この出来事で初めて自分を肯定できたような気がします。

少し話はそれますが、私の母も子育てと仕事を両立するいわゆるワーママでした。働いているのに、子どもより早く起きて洗濯して、しっかりとした朝ごはんを作って、部屋も常にすごく綺麗…あげればキリがないのですが、要はいまの私とは正反対。

そのため、「なんで私はちゃんとできないんだろう」「どうしてこんなにズボラな性格なんだ」と母と自分を比べてよく思っていました。心のどこかに「ママとしてしっかりやれていない自分」を後ろめたく思っていたのかもしれません。そして、仕事にも子育てにもどこか中途半端な感じがしていて自信を持つことができなかったのです。

子育てや仕事が大変なのも当たり前のことだと思いすぎて、自分のことを「頑張っている」とちゃんと肯定することができなかった…。確かに大変なことはたくさんあるし、それは子どもを産んだのだから当たり前のことなのかもしれないけど。

でも、保育園の連絡帳を見返したことで「あぁ、私、頑張っていたんだな」と初めて思えた瞬間でした。
「私、頑張っているな」「よくやっているな」と、ちゃんと自分で思ってあげることですごく救われた気がしました。娘も3歳になり、育児が楽になったところ、逆に大変になったところがでてきました。

働くママの自分はこの先、何年も続いていきます。そして子育ての大変さや悩みは子どもの成長とともにどんどん形を変えていきます。過ぎていく毎日のなか、なかなか実感することはできませんが・・・、きっといまもこれからも「頑張り続けている」のだと思います。

(まいどなニュース/BRAVA編集部)