お山で保護されたもちくん(推定7歳)は、お散歩が大好きで、病院が大嫌い。ある日、お散歩だと思って出かけたら、病院でワクチンの注射をされちゃったもちくん。「ひどい!もち 病院はキライキライなんです!」と、道路の側溝のフタの下に潜り込んでいじける写真がSNSで話題になりました。

 もちくんは完全に潜っているつもりかもしれませんが、1枚だけフタのないところに茶色い背中が見えていて、まるでこんがり焼けた食パンのよう。もちくんは、この状態で2分くらいじっとしていたそうです。

 リプ欄には、
「もちさん側溝から出られましたか?!ぴったりサイズすぎて心配です」
「もちなのに、見た目は食パン 笑」
「すっぽり でも大事なことなので、、、ご褒美もらってね」
「もちちゃん……隠れたつもりだけど見えてるよ……」
「焼きたてのパン(笑)注射ヤダもんね!」
とねぎらいのコメントが集まり、がんばったもちくんに1.4万いいねがつきました。心配する人がいるくらい隙間なく溝にはまっているように見えますが、出るのも入るのもスルリだそうです。

 約6年前に山の野良犬を一斉駆除するという話を聞いた保護活動家さんたちが、もちくんたち家族を保護しました。もちくん以外はバラバラにもらわれていきましたが、獣医さんの自宅で里親募集をしながら3年間をすごしたもちくん。そのあと2家族と同居トライアルに挑戦しますが、慣れることができずに返されてしまいます。

 飼い主さんの先代ワンコがその先生にお世話になっていた縁で、2年半前に飼い主さんがもちくんを引き取ったのだそう。家に来た当初は「大好きな餌を拒否して、脱走しようとしたりするなど、3カ月間はなかなか強情でした」と振り返ります。

 現在のもちくんは、ニコニコ笑顔が印象的。そして「気を許すと散歩が長くなってしまう」くらいお散歩が大好きです。実は、食パンになっていた側溝には、毎日のように入っています。お散歩からの帰り、家の近くのきれいな溝に入ってニコニコするのがルーティンで「もう少しだけ一緒に外にいようよ」ともちくんが甘えているように感じると言う飼い主さん。ですが話題になった写真のように、頭とお尻を隠した状態で溝に入るのは珍しいそうなので、あの日はやっぱり注射がショックだったのかな? ちなみに病院では、待合室のベンチの下に潜ってしまうそうです。

(まいどなニュース/Lmaga.jpニュース特約・太田 浩子)