「うちの子、可愛いでしょう?」「いや、うちの方がイケてるわ」

飼い主さんなら誰もが抱く、「うちの子が一番」という思い。今年6歳のビーグル系ミックス犬を飼う岡室智恵さんも、そんな“我が子”を愛する飼い主さんだ。2年ほど前、朝の情報番組内のわんこコーナーでも紹介されたナッツ君は、今でも散歩中に「あ、あの時の?!」と声をかけられるそう。岡室さんは日頃、ナッツ君にどのようなケアをしているのだろうか。

■ 散歩で肉球がガサガサ!なんとかしてあげたい

――ナッツ君には、何かケアをされていますか。

 飼い始めた6年前からずっと気になったのが、素足での散歩でした。犬はもともと素足なんだから大丈夫と思われるでしょうけど、今は昔と違い、夏は焼けるほど熱いアスファルト。冬はマンホールや側溝のフタなど冷たい金属の上を歩く、過酷な環境です。案の定、丈夫なはずの肉球がガサガサに荒れたり、ひび割れで切れたりした時期もありました。

――具体的にどうされましたか。

ココナッツオイルです。当時、私も乾燥肌のケアで使っていて、獣医さんにも「アレルギーが出なければ大丈夫。少しずつ試してみて」と仰っていただき、肉球ケアに使っていました。

幸いアレルギーはなかったのですが、気温によってオイルが固まったり、ゆるく液状になってベタつたりが気になって。サラッと浸透力のあるオイルを探していたのです。そこで知ったのが「MCT」。ココナッツを低温圧搾手法で絞り、中鎖脂肪酸のみを抽出した天然成分オイルです。中鎖脂肪酸は、母乳にも含まれるくらいなので人にも安心ですし、透明で無味無臭。きめ細かくサラッとしたオイルは扱いやすく、おまけに抗菌作用にも優れています。人の健康に推奨されていますが、犬の健康にも欠かせない効能があるので、成犬用に商品開発しようと取り組みました。

■気持ち良い〜 オイルケアでスキンシップ

――さすが“我が子”に対する思いは強い。どのように使うのですか?

まず肉球ケア。ノンアルコールのウエットティッシュに数滴しみ込ませ、優しくぬぐいます。浸透力が高いので、床がオイルでべたつく心配がなく、ケアしながらキレイになりますよ。また足だけでなく、ボディケアにも良いです。オイルを馴染ませた手で毛をかき分け、地肌を毛並みに沿って撫でてあげると、気持ち良いみたい。人と同じで、地肌の潤いが毛の健康にも役立つと思います。

――MCTオイルは人の便秘解消に良いそうですが、犬も同じ効果が期待できますか?

はい。便秘解消をはじめ、体のコンディションを整えるのに効果が期待できます。エサに一滴加えてください。ただし個体差があるので、必ずワンちゃんの様子を見ながら量を調整してくださいね。

あとは口内環境を整えるのに、MCTオイルを染ませたウエットティッシュで、歯茎から歯の付け根、歯の表面を拭きます。ワンちゃんの歯石はとても頑固で、全身麻酔で歯石を除去することもあります。また老犬になれば、歯茎の劣化から歯が抜けることも。デンタルケアは、ワンちゃんにとって大事なんです。

■開発の原動力は、やっぱりナッツ君

新型コロナウイルスが心配だからと、散歩から戻った犬の足を入念にアルコール消毒する飼い主さんもいるが、それが元で引き起こされる肌トラブルもある。

兵庫県三田市のEarthink(アーティンク)は、昨年12月に『有機オーガニックオイル使用 犬用MCTオイル』 を発売。その開発者が岡室さんだ。「オイルなのにサラサラ」、「ワンちゃんのボディケアと、自分の手の潤いケアが同時にできる」「夜のリラックスタイムのボディケアで、ワンちゃんも私も心からゆったりできる」といった声も寄せられているそう。20mlのボトル入りで、持ち運びにも便利。

犬の里親としてナッツ君に出合い、育てる中で、一つの命への責任と愛情を持つことを教わったという岡室さん。「体の内と外から健康に。ワンちゃんとの絆をさらに深めて欲しい」と語った。

■『有機オーガニックオイル使用 犬用MCTオイル』(20ml)(968円・税込)
現在ヤフーショッピングサイトで販売するほか、「道の駅 神戸フルーツ・フラワーパーク(ファームサーカス・マーケット)」と、「三田まほろばブレッツァ」の2カ所で取り扱う

(まいどなニュース特約・國松 珠実)