<シャープ>東証1部復帰を月内にも申請

<シャープ>東証1部復帰を月内にも申請

 シャープは20日、堺市堺区の本社で株主総会を開いた。昨年8月に台湾の鴻海(ホンハイ)精密工業傘下となって経営再建を進め、株主からは経営陣を評価する声が上がった。批判が相次いだ昨年の総会から一変したものの、液晶パネルへの多大な投資を危ぶむ声もあった。

 議長の戴正呉社長に指名された橋本仁宏常務執行役員が進行役を務め、3年ぶりの営業黒字などの成果が報告された。「1年で結果を出して随分良い会社になった。戦略を持って頑張ってほしい」などの励ましの声が上がった。鴻海主導で徹底したコスト削減などの構造改革を進め、1年前に120円台だった株価は400円前後まで上昇。復配を求める株主には戴社長は「ぜひ来年できるように頑張りたい」と応えた。東証2部から1部への復帰を月内にも申請する意向も明らかにした。総会に要した時間は1時間7分。3時間23分かかり過去最長だった昨年と比べ3分の1以下に短縮された。

 一方、鴻海の支援を受けながら進める中国や米国での液晶パネル生産への巨額の投資を心配する声もあった。総会で男性株主は、2000年代にシャープが液晶テレビ「アクオス」の大ヒットでパネル生産に前のめりになって整備した堺工場への投資が過剰となって経営危機を招いた経緯を振り返り、「昔の悪夢を思い出す」と不安そうに意見を述べた。戴社長は「生活のいろいろなところでディスプレーは使われており、用途はたくさんある」と答え、懸念には及ばないとの見方を示した。

 総会後、奈良県生駒市の男性は「液晶パネルの売り先を確保できるかが問題だ。グローバルな売り先を確保できるか、手腕を注視したい」と語った。また、東芝の半導体メモリー事業買収に鴻海とともにシャープが参加を目指す方針について、大阪市住之江区の男性は「半導体のメモリーは、IT(情報技術)になくてはならない部品だ。資金力のある鴻海と組むのはよいことだ」と期待感を示していた。【釣田祐喜】

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