文具大手コクヨの黒田英邦社長は14日、大阪市であった記者会見で敵対的買収を実施した文具大手のぺんてるについて「筆頭株主として友好的に支援する」と話し、目標の株式過半数取得を断念したと明らかにした。

 コクヨは2019年11月にぺんてる買収を表明。20年1月までに議決権ベースで約46%の株を取得したが、ぺんてるのホワイトナイト(白馬の騎士)として文具大手プラスが現れたこともあり、過半数に届かなかった。黒田社長は「ぺんてるの経営陣、OBとコミュニケーションが足りなかった」と振り返った。

 コクヨは引き続きぺんてる株を保有する方針。黒田社長は「技術力もブランド力もある会社だ」として、ぺんてるに再度、提携協議を申し出ていることも明らかにした。【加藤美穂子】