<あしなが育英会>「追悼と交流のつどい」神戸で

 阪神大震災の遺児を支援するあしなが育英会の「神戸レインボーハウス」(神戸市東灘区)で14日、「追悼と交流のつどい」があり、阪神と東日本大震災の遺児が家族への思いを語り合った。東日本の遺児代表であいさつした仙台市の宮城教育大3年、佐々木奏太さん(21)は「阪神後の22年は、1995年に生まれた私の人生と重なる。若い世代が虹の懸け橋のような存在にならなければ」と語った。

 遺児20人と保護者ら計約100人が参加。黙とうや献花で追悼した。宮城県石巻市の大川小学校の教諭だった佐々木さんの父(当時55歳)は、津波で児童らと共に亡くなった。発生直後から避難所で手伝いをしていた佐々木さんは、神戸のボランティアと知り合ったことが縁で、震災20年の2015年1月17日に神戸を初めて訪れた。二つの被災地で多くの人が家族を失い、心を痛めたことを実感した。「次世代の命を守っていきたい」と、現在は東北で被災地を案内するボランティアに取り組んでいる。

 生後4カ月のときに母を阪神大震災で亡くした神戸市灘区の衣類販売店員、浦田楓香(ふうか)さん(22)は「被災地の東北で暮らせば何か分かるのでは」と15年に半年間、宮城県南三陸町で水産加工の仕事をした。「東北の人たちが笑顔で働く姿に人間の強さを感じ、私が元気をもらった」。偶然にも、浦田さんが働いた地区は佐々木さんの故郷。佐々木さんは「きっと私たちの家族が結んでくれた縁。これからも交流を続けたい」と話した。【井上卓也】

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