<教諭差別発言>「学校全体で考えて」LGBT児童の母親

 埼玉県蕨市の市立小学校の男性教諭が、授業中に「誰だオカマは」などと性的少数者(LGBTなど)への差別と受け取れる発言をした問題で、授業があったクラスに在籍するLGBTの児童の母親が20日までに毎日新聞の取材に応じた。母親は、LGBT当事者がいることを知りながら不適切な発言をした教諭を批判する一方、「先生一人が謝って済む問題ではない。学校全体として(性的少数者について)考えてほしい」と強調した。

 母親によると、児童には双子のきょうだいがおり、同じクラスに在籍している。不適切な発言があった12日、きょうだいは帰宅後すぐに教諭の発言について話した。

 母親が学校に抗議すると、校長と教諭は翌13日、児童のクラスに出向き「不適切な発言があった」と子どもたちに謝ったという。だが、謝罪について学校から事前連絡はなく、母親はきょうだい2人を休ませていたため、その場には居合わせなかった。

 その後、市教委を仲介に学校側と折衝。教頭と教諭が15日に両親に、16日にきょうだいにそれぞれ謝罪し、発言の経緯を説明した。学校の説明によると、教諭は教科書の音読で女性のように声色を変えてふざけた別の児童を注意しようと「ここにオカマがいるのか。誰だオカマは」と発言したという。

 母親は「7月に林間学校があるので、(LGBTの児童が)寝る部屋をどうするかについて、学校とやりとりしていた最中だった。そうした中での発言だけに、学校がLGBTに真摯(しんし)に向き合おうとしているのか疑問に感じる」と話す。

 母親は、直接の謝罪などの場に校長が一度も姿を見せないことにも不信感を募らせているという。校長は毎日新聞の取材に「業務があった」と説明した。【鴇沢哲雄】

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