<難病>「レット症候群」改善物質を発見 久留米大など

 国指定の難病で言語や運動機能などに障害がある「レット症候群」の症状改善に、アミノ酸の結合体「グレリン」が有効であることを、聖マリア病院と久留米大(いずれも福岡県久留米市)の研究グループが発見し、世界神経学連合の機関誌に発表した。20日、同病院レット症候群研究センターの松石豊次郎センター長らが記者会見し、明らかにした。

 この病気は主に女児が発症。遺伝子の異常が脳などに作用していると考えられている。1歳ごろから徐々に症状が出始める。有効な治療法は見つかっておらず、国内には約4000人の患者がいるとされる。過去の研究では、患者のグレリンの血中濃度が低いことが分かっていた。

 研究グループは10〜30代の患者4人にグレリンを静脈注射した。1年以上にわたり定期的に投与した2人は、体のねじれや歩行障害が改善し、3日間のみ投与した2人も含め全員が便秘や食欲不振が改善した。松石センター長は「レット症候群の治療法や、幅広い精神疾患、発達障害の新たな治療薬開発につながると期待できる」と話す。厚生労働省レット症候群研究班の伊藤雅之班長は「治療に生かすには、効果の検証やメカニズムの解明などの課題がある。今後の研究の進展に期待している」と述べた。【高芝菜穂子】

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