青森県板柳町の農家などでつくるボランティア団体「9・1―2会」が15日、高校受験に臨む町立板柳中の3年生112人に絵や文字が入った「合格りんご」を贈った。丹精込めて育てた「結晶」を受け取った生徒たちは、合格を目指して気持ちを新たにしていた。

 同会は1985年から「合格りんご」を贈っており、今年で35回目。会員らが町内のリンゴ園で育てた「ふじ」が色づいた頃にシールを貼り、「祈合格」の文字と、的に矢が当たった絵を浮かび上がらせた。

 同中の体育館で開かれた贈呈式では、同会の佐藤洋治会長(71)が「我々の思いがいっぱい詰まったリンゴを食べて、平常心で試験に向かえば、きっと夢がかなうはず」と激励。この後、会員15人が生徒一人一人にリンゴと合格祈願と書かれた袋に入った鉛筆を手渡した。

 受験生の横澤日菜さん(15)は「パワーをもらった感じ。食べるのはもったいないので、机に飾っておきます」。鬼武士門さん(15)は「地域の人たちが一生懸命作ったリンゴを部屋に置いて、勉強を頑張りたい」と気合を入れていた。【藤田晴雄】