埼玉県ラグビーフットボール協会(事務局・同県熊谷市)の現金約40万円を着服した疑いがあるとして、埼玉県警は16日、経理を担当していた50代の元女性職員を業務上横領容疑で逮捕した。捜査関係者への取材で判明した。協会の内部調査では2017年夏以降、約900万円の使途不明金があり、県警は関連を調べる。

 捜査関係者によると、元職員は17年、熊谷市内の現金自動受払機(ATM)で複数回にわたり協会の預金口座から現金を引き出し、このうち約40万円を私的な買い物に使い、横領した疑いが持たれている。

 協会関係者によると、18年12月、会計処理をする中で主な収入源であるトップリーグのチケット売上金などの収支が合わず、使途不明の支出が判明。元職員は当初、内部調査に関与を否定していたが、その後、一部の着服を認めたという。協会は19年8月、県警に刑事告訴していた。

 元職員は16年7月にパートとして採用され、トップリーグのチケット売上金管理などを担当していた。19年1月に依願退職した。

 同協会は16年4月に一般社団法人となり、トップリーグや、熊谷市で開かれる全国高校選抜ラグビー大会の運営などに関わっている。【中川友希、鈴木拓也】