兵庫県芦屋市山手町の国指定重要文化財「ヨドコウ迎賓館」(旧山邑=やまむら=家住宅)で15日から、明治時代後期につくられたひな人形などを紹介する「雛(ひな)人形展」が開かれる。

 同館は、櫻正宗(神戸市)の8代目当主、山邑太左衛門が米国の建築家、フランク・ロイド・ライトに設計を依頼して1924年に完成した。戦後、淀川製鋼所(大阪市)が購入し、89年から一般公開されている。

 人形は、8代目が長女の誕生を祝って京都の老舗「丸平大木人形店」に依頼したもの。1900〜01年に山邑家に納められたという。段飾りのひな人形は、優雅さをたたえた人形の表情はもちろん、繊細な調度品も見どころ。衣装の美しさを打ち出す「花観(はなみ)人形」は、明治天皇を中心とした華やかな構成だ。そのほか、花嫁人形も展示される。

 4月5日まで。入館は午前10時〜午後3時半。月・木曜休館(2月24日は開館)。大人500円、小・中・高校生200円。ヨドコウ迎賓館(0797・38・1720)。【岸桂子】