青森県と青森市は13日、新型コロナウイルスの感染拡大が深刻化していることを受け、友好都市の中国・大連市に医療作業用手袋計2万組を発送した。同市では医療物資が足りなくなっているといい、県と青森市が支援を検討していた。来週にも空路で大連市に届けられる。【江沢雄志】

 県と青森市は2004年からそれぞれ大連市と友好協定を締結。県はチャーター便の運航や経済交流委員会の開催などを通して交流を続けており、青森市も小中学生の相互派遣などを実施してきた。

 外務省のホームページによると、大連市では16人が新型コロナウイルスに感染(12日午後9時現在)。県は1月末に同市から医療用資材の不足について相談を受けていたといい、送られてきた不足物資のリストを勘案した上で、青森市と共同で医療用手袋を無償で送ることを決めた。

 この日は、県職員ら約20人が県庁入り口に集まり、手袋の入った段ボールが積み込まれた車を前に出発式を行った。段ボールには手袋とともに三村申吾知事と同市の小野寺晃彦市長から大連市の副市長に宛てたお見舞いの親書も同封された。

 また、職員らは中国語で「中国頑張れ、大連頑張れ」とメッセージを送る動画も撮影。動画はソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)を通じて大連市の担当者に送るという。

 県観光国際戦略局の堀義明次長は「困ったときはお互い様。手袋と共に大連へ『頑張れ』という思いも一緒に届けたい」と話した。