日本三大奇祭の一つとされ、500年以上の歴史を持つ「西大寺会陽(えよう)」が15日夜、岡山市東区の西大寺観音院であった。「裸祭り」として知られ、福を呼ぶとされる「宝木(しんぎ)」をつかみ取ろうと、約1万人の男たちが締め込み姿で集まった。

 室町時代の1510年、当時住職だった忠阿(ちゅうあ)上人が新年祈願の際に授けた護符に御利益があるとして奪い合ったのが起源とされ、国の重要無形民俗文化財にも指定されている。

 男たちは「わっしょい、わっしょい」と声を上げて冷水で心身を清め、本堂に集結。激しく体をぶつけ合って、宝木が投下される御福窓に向かって手を伸ばした。

 新型コロナウイルスの感染拡大を受け、今年は観覧席の出入り口や案内所などにアルコール消毒液が用意された。【戸田紗友莉】