北九州市門司区と山口県下関市を結ぶ関門トンネル人道(全長780メートル)で、両側の1階エレベーター扉にバナナやクジラなど地元の観光素材をイメージしたデザインが施された。新たな撮影スポットにして、関門地域の観光振興につなげたい考えだ。

 北九州市によると、人道は海の下を通る珍しさから人気の観光地となっており、韓国や台湾など外国人観光客も多く訪れる。これまで扉には何も描かれていなかったが、観光素材のPRに生かすことにした。

 デザインは高さ約3・5メートル、幅約3・1メートル。門司側の扉は、バナナのたたき売り発祥の地にちなみバナナをメインにデザインした。壇ノ浦の戦いでイルカの大群が現れたとする伝説からバナナに見立てたイルカ2頭を描き、また輪切りしたバナナを並べたハート型に観光客が頭を合わせると可愛い写真を撮ることができる。一方、下関側は大きなクジラが描かれ、下関市が近代捕鯨発祥の地であることと、クジラを「市の動物」に定めていることをPRしている。

 北九州市は「ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)で広く発信してほしい」としている。【松田栄二郎】