岐阜県高山市一之宮町の飛驒一宮水無神社で22日、5月1日、2日の例祭でお神酒として使用し、参拝客に振る舞われるどぶろくの仕込み作業があった。

 醸造技術を受け継ぐ氏子総代13人が神社講堂に集合。市内の原田酒造場の杜氏(とうじ)、菅田雅之さん(42)の監修を受けて、蒸し上げられた一之宮町産の酒米「ひだほまれ」315キロを水こうじが入ったタンク2基に投入した。氏子らがかき混ぜると蔵の中には酒の香りが広がった。

 どぶろくの仕込みは、タンク内の温度を約17度に保つように管理し、交代で毎日2回かき混ぜて内部のガス抜き作業をする。4月下旬にはアルコール度数が16〜17度のどぶろく約1000リットルが出来上がるという。

 同神社のどぶろくは、甘口でまろやかな口当たりが特徴という。

 仕込みの責任者の大坪茂樹さん(69)は「例年通りの良いどぶろくに仕上がってほしい」と話した。【大竹禎之】