京都刑務所(京都市山科区)の男性看守が2月中旬、コロナウイルス感染防止のための職員用のマスク数十枚を無断で持ち去ろうとし、処分を受けていたことが24日、毎日新聞の取材で判明した。

 同刑務所総務部によると、男性看守は事務室にあったマスク数十枚入りの箱をかばんに入れて無断で持ち去ろうとして上司に見つかり、制止された。聴取に対し「業務で使うため」と説明。自宅にはドラッグストアなどで購入したとみられるマスクが100枚以上あったという。

 同刑務所では収容者(24日現在1054人)に1月31日から、職員(同302人)には2月6日から、マスクの着用を指示し、各課などに箱で配備していた。備蓄は前例がないほど減っており、使用枚数の制限や、布などで手作りすることも検討しているという。同部は「今後も職員の行動をよく見て指導を徹底していきたい」としている。【添島香苗】