渡辺明王将(35)に広瀬章人八段(33)が挑戦、3勝3敗のタイで迎えた第69期大阪王将杯王将戦七番勝負第7局(毎日新聞社、スポーツニッポン新聞社主催、大阪王将特別協賛、佐渡汽船、和田商会、囲碁将棋チャンネル協賛)は25日、新潟県佐渡市の佐渡グリーンホテルきらくで始まり、午後6時、渡辺が53手目を封じて1日目を終えた。持ち時間各8時間のうち、消費時間は渡辺3時間54分、広瀬3時間36分。2日目の対局は26日午前9時に再開する。

 渡辺は2連覇・通算4期、広瀬は初挑戦での王将獲得をかけた最終局。定刻の午前9時に始まり、渡辺の初手7六歩から速いペースで指し手が進む。渡辺の金矢倉に対して、広瀬は腰掛け銀から先攻を目指す積極的な駒組みで対抗する。これに対し、渡辺は4二角成(45手目)から2二飛成と大駒を切る決断から一気の攻めに出て、4五角成(51手目)と馬を作る。広瀬は3三角(52手目)と自陣を整備し、渡辺が長考して封じた。

 解説の中川大輔八段は「最終局だけにじっくりと進むかと思いましたが、意外な展開です。渡辺王将は駒損ですが、攻めが続くかどうか。広瀬八段は避ける順が難しく、正確に対応している感じです」と語った。【山村英樹】