2027年にリニア中央新幹線の品川―名古屋間開業を目指すJR東海は25日、営業車両のベースとなる「L0系」の改良型試験車を、製造した日立製作所笠戸事業所(山口県下松市)で公開した。

 公開されたのは先頭車両で長さ28メートル、幅2・9メートル、高さ3・1メートル。先頭部のノーズ(鼻)が15メートルと車体の半分以上を占める。現行のL0系が山梨リニア実験線で約222万キロを走行して得たデータなどを基に改良。先端部分に丸みを持たせ、ノーズに凹凸を付けた。時速500キロで走行時、空気抵抗が現行より約13%下がり、消費電力や騒音の軽減が期待される。

 JR東海リニア開発本部の寺井元昭本部長は「8割から9割は完成した。ブラッシュアップし快適性、居住性を向上させたい」と述べた。4月上旬に実験線に搬入し、5月末ごろには走行試験を開始する。【大山典男】