盛岡市内丸の盛岡地裁の敷地内にある国の天然記念物「石割桜」の雪囲いが25日、外された。春の訪れを待ち望む通行人らが足を止め、作業を見守った。

 作業は午前8時半から、市内の造園会社「豊香園」の職人8人で行われた。寒さから木を守るために幹に巻き付けられた、わらで編んだコモや、枝を支えていた約40本のつり縄を取り外し、枯れ枝を剪定(せんてい)した。

 90年近く作業に携わる同社の6代目、藤村尚樹社長(44)は「早く皆さんに春を届けたいと思って作業した。新型コロナウイルスの影響で今年は観光客が少なそうだが、石の間という苦しい環境でも成長し、元気に花を咲かせている桜を見てほしい」と話した。【山田豊】