大阪府警は26日、新型コロナウイルス対策として国が一律10万円を配る「特別定額給付金」を名目にした詐欺事件が、大阪市などで5件相次いだと発表した。被害額は計約280万円に上り、府警は詐欺事件として捜査している。

 捜査2課によると、大阪市の80代女性宅に23日午後、役所を名乗って「給付金を振り込むので銀行名を教えて」と電話があった。その後、別の男から「あなたのキャッシュカードは古くて使えない」と言われ、自宅に来た男にカード1枚を渡した。当日中に口座から19万6000円が引き出されたという。

 その後、25日にかけても同市や府北部の北摂地域で高齢女性4人が同様の被害に遭った。他にも、給付金に関連して名前や銀行名を尋ねる電話がかかっているという。

 府警幹部は「自治体や金融機関の職員が口座情報や暗証番号を聞くことはないので、注意してほしい」と呼びかけている。【加藤栄、沼田亮】