プロ野球・巨人の会田有志3軍投手コーチが6月28日夜、東京都中央区の都営新宿線馬喰横山駅構内で、エスカレーターから転落して意識を失った男性を心肺蘇生や自動体外式除細動器(AED)を使用するなどして救助したことが30日、明らかになった。巨人選手時代のチームメートの急死を機に人命救助の意識が高まったという。

 会田コーチは28日、川崎市内での練習を終えて帰宅途中、馬喰横山駅のエスカレーター前で中高年の男性があおむけに倒れているのを発見した。声をかけても反応がなく、周囲に119番通報を依頼し、AEDなどを使って救助したという。

 栃木・佐野日大高、中大を経て、大学・社会人ドラフト7巡目で2006年に巨人入団。投手として4年間プレーし、09年の引退セレモニーには故木村拓也さんとともに出席した。翌10年にコーチに就任した木村さんはグラウンドで倒れて急逝した。会田コーチは球団を通じて、木村さんの死をきっかけに「選手たちの命を守りたいという意識を強く持つようになった」とコメント。「普段からの意識、準備が今回役に立ち、うれしい」と振り返った。【角田直哉】