改修中の名古屋テレビ塔(高さ180メートル、名古屋市中区)は30日、9月18日に新装再開すると発表した。新型コロナウイルスの影響で内装工事が遅れるなどし、予定より約2カ月遅れの再開となる。

 2019年1月から、4000トンの塔全体を免震装置の上に据えるなどの大規模改修を進めてきた。再開後は塔のライトアップをオレンジ色のナトリウム灯からLED照明に変え、1670万色のフルカラーが可能に。中心部のライティングも増強して映像や文字がより鮮明になるといい、春は桜、秋は紅葉など、季節に応じた演出を凝らす。

 1〜4階はレストランなど8店舗が新たに出店し、4、5階にホテルが入る予定で、ホテルと一部店舗は10月1日に開業する。地上90メートルのスカイデッキまで地表から上れる屋外階段を設け、スカイデッキの窓には夜間映像を投影する。9月18日には塔周辺で市が進める公園と店舗の一体型施設「Hisaya―odori Park」も開業する。

 名古屋テレビ塔は1954年に開業した日本初の集約電波塔で、国の登録有形文化財。大阪・通天閣や東京タワーと同じく故・内藤多仲が設計した。【岡村恵子】