一斉休校が終わり、学校が再開しました。長期休み明けは子どもにとってストレスを感じやすく、新型コロナウイルスへの不安から新しい先生やクラスメートとの交流も難しくなります。そんな子どもとどう接したらいいのでしょうか。子どもの相談窓口を運営するNPO法人「チャイルドライン支援センター」の高橋弘恵専務理事に聞きました。【駒木智一】

 ◇チャイルドライン相談件数は増加傾向

 子どもにとって学校の人間関係が心に与える影響の割合が大きくなります。休校期間中はチャイルドラインへの電話相談が減っていましたが、休校明けから相談件数は増加傾向にあります。6月に入ってから「どうやって友達を作ったらいいかわからない」「声をかけてもいいのか不安」といった相談が多く寄せられるようになってきました。

 普段の長期休暇明けでも、新しい先生やクラスメートになじめないという相談は増えます。今年は感染予防のために距離を取らなくてはいけなかったり、遠足などのレクリエーションの機会も少なくなったりします。このため、コミュニケーションが苦手なお子さんにとっては従来よりも困難が多いようです。

 親に心配をかけたくないという思いから、素直に相談できない子どももいます。学校が始まってから急に無口になったり、逆に必要以上に明るく振る舞ったり、と変化が見られたら先生や親御さんは気にかけてあげてください。無理に学校に行かなくてもいいと理解を示してあげるのも一つの手段です。ただ、勉強の遅れを取り戻さなくてはいけないプレッシャーもあるので、授業の代替手段を考えてあげてください。

 また、いわゆるコロナいじめへの懸念もあります。感染した有名人が批判されるニュースを見た子どもたちは「感染者は悪いんだ」と受け取ってしまう傾向にあります。身近な大人たちが「感染した人が悪いんじゃないんだよ。誰でも感染するからみんなで気をつけようね」と、丁寧に諭してあげることがいじめを招かないことにもつながります。