<安倍首相>リトアニアで杉原千畝記念館視察「誇りに思う」

 【カウナス(リトアニア中部)松倉佑輔】欧州歴訪中の安倍晋三首相は14日午前(日本時間14日午後)、リトアニアのカウナスを訪れ、第二次世界大戦中に多くのユダヤ人を救った外交官、杉原千畝(ちうね)氏(1900〜86年)の記念館を視察した。首相は記者団に「世界中で杉原さんの勇気ある人道的行動は高く評価されている。日本人として誇りに思う」と語った。

 杉原氏はカウナスの日本領事代理だった40年、ナチス・ドイツの迫害を受けてポーランドから逃れてきたユダヤ人難民に対し、外務省の方針に反して日本通過ビザを発給。約6000人の命を救ったとされる。

 記念館は2000年に旧領事館を利用して開設。杉原氏の執務室を再現し、発給したビザの複製などを展示している。16年の入館者数は約1万7000人で、同年にリトアニアを訪れた日本人観光客の6割以上が訪問した。

 13日の首脳会談後の共同記者発表ではスクバルネリス首相が「両国の関係を象徴するのは杉原氏だ。寛容、人道主義、正義のかがみだ」と述べた。

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