政府は30日、新型コロナウイルス感染症が地域経済に与える影響を可視化した地域経済分析システム「V―RESAS」(ブイリーサス)の特設ウェブサイトを開設した。飲食店のホームページ(HP)の閲覧状況や、スーパーマーケットでの消費支出などのビッグデータを都道府県や地域ブロック単位で数値化。自治体の政策立案や商工団体による中小企業支援などに役立ててもらう。

 V―RESASは、実名制グルメサービス「Retty」やクレジットカード大手「JCB」などからデータの提供を受け、人の流れ▽飲食店のHPの閲覧状況▽クレジットカードなどの決済データ▽スーパーなどのPOSレジの集計に基づく品目別売上高――の四つのデータをグラフや地図に表示。新型コロナの感染拡大前の前年同週と比べた数値を地域や業種を絞って閲覧でき、データは1週間おきに更新される。

 マスクや消毒液を含む家庭用医療用品を見ると、1月中旬以降に売り上げが前年の3倍超に伸びた後に急落し、5月中旬以降に増加しており、買いだめや増産に伴う店舗の在庫状況を反映しているとみられる。

 政府は今後、宿泊施設やイベントの予約状況のデータも追加する方針。アドレスは、https://v−resas.go.jp/。【畠山嵩】