<選抜高校野球>寒さの中の「春の熱中症」 どう対応?

<選抜高校野球>寒さの中の「春の熱中症」 どう対応?

 第89回選抜高校野球大会第2日(20日)の第1試合で、高岡商(富山)の投手と遊撃手が軽い熱中症のため、途中交代するケースがあった。熱中症は夏に起こるイメージだが、2008年の第80回記念大会でも丸子修学館(長野)の選手が足のけいれんを訴え、熱中症と診断された。寒さが残る中、「春の熱中症」にどう対応すればいいのか。【安田光高】

 21日に甲子園球場内の室内練習場で汗を流した札幌第一(北海道)。投手・前田は背番号と同じ「10」と書かれたコップを手に取ってスポーツドリンクを口にした。日本高校野球連盟では夏の全国選手権と同様にセンバツでもベンチ内にスポーツドリンクを置いている。この日の練習でも積極的な水分補給を行うため、背番号ごとの「マイコップ」を用意した。

 前田は「練習の合間や試合でベンチに戻ってきた時にこまめに飲むように普段からしている」と説明する。1時間半の練習の間にコップ半分にも満たない少量を10回ほど飲んだという。水筒を持参する選手もいるなど意識は高い。遊撃手の宮沢は「北海道と比べてこちらは暖かい。練習して気づいたら汗が出ているので、こまめな水分補給を心がけている」と北国ならではの事情を明かす。

 日本高野連では前日の一件を踏まえ、出場校に対して水分補給をしっかり行うように伝えた。理学療法士で日本高野連の小柳磨毅・医科学委員会委員は「夏は地方大会を通じて暑さに慣れてくるが、春は急に気温が上がるので気をつけないといけない」と指摘する。統計では1回戦で足がつったりするケースが多いといい、「(初戦の)緊張から発汗して症状が起こる可能性がある」と見る。試合中、理学療法士はベンチ裏に控えるため、守備から戻ってきた選手が水分補給をできるよう、控え選手に呼びかけることを改めて徹底するという。「イニングごとに少量でもいいので摂取してほしい」と呼びかけている。

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