サッカーJ1浦和レッズは、クラブ初の試みとしてネットで運営資金を募るクラウドファンディング(CF)を始めた。新型コロナウイルス感染拡大の影響で試合が中断し、入場料収入が途絶えた。今年度は10億円前後の赤字を見込む苦しい状況にあり、サポーターらに支援を呼び掛けている。開始から9日間で約8300万円が集まり、リーグ再開を前に支援の動きが加速している。【成澤隼人】

 プロジェクト名は「ONE HEART TOGETHER! 〜浦和レッズの未来のために〜」。支援金はチーム運営費や試合運営費などに使われる。既に一部完売しているが、オリジナルグッズの贈呈や、スタジアムの電光掲示板に支援者の名前を掲示するなど、支援額に応じた特典も用意している。

 目標金額は1億円。6月20日から開始したところ、28日午後5時時点で約4900人から約8300万円が集まった。阿部勇樹選手はクラブを通じ「レッズファミリーが一つとなって、この状況を乗り越えていければと考えている。ご支援に対して、しっかりとプレーで恩返ししていきたい」とコメント。立花洋一社長は「浦和レッズの理念を実現するため、そして再び世界の舞台で戦うため、ご支援いただければ幸いです」とのコメントを発表している。

 2月から中断が続いていたJ1リーグは7月4日の再開が決定。レッズは同日午後7時、ホームの埼玉スタジアムで昨季の覇者、横浜F・マリノスと対戦する。レッズの広報担当者は「ようやくJリーグが日常に戻ってくる。いいプレーができるよう、選手は全力で練習している。当初は無観客だが、自宅からぜひ熱い応援を送ってほしい」と語った。

 詳細はクラウドファンディングのホームページ(https://readyfor.jp/projects/urawaredschallenge)で。8月末まで寄付を募る。