<トランプ氏>「一つの中国」見直しも 通商・為替で圧力

<トランプ氏>「一つの中国」見直しも 通商・為替で圧力

 【ワシントン会川晴之、清水憲司】トランプ次期米大統領は13日、米紙ウォール・ストリート・ジャーナル(電子版)とのインタビューで、中露両国に通商や外交面での譲歩を促した。応じない場合は、中国と台湾は不可分とする「一つの中国」政策も含めて「全てが協議の対象となる」と見直しを示唆し、ロシアにはオバマ政権が科した制裁を「少なくとも当面の間」は維持すると、両国に交渉を呼びかけた。

 「米国第一」を政策の中心に据えるトランプ氏は大統領選中、中国が人民元を意図的に安く誘導して対米輸出を伸ばしていると批判。米国企業の競争力強化によって国内の雇用拡大を目指すため、20日の大統領就任初日に中国を「為替操作国」に指定すると公約し、中国からの対米輸出品への高関税導入も辞さない構えを見せていた。

 だが、この日のインタビューでは「まずは中国と協議する」と述べ、強硬主張を修正。当面は対応を見守る考えを示した。中国が為替や通商面でトランプ新政権の求めに応じない場合は、1979年の米中国交回復以来、米国の歴代政権が維持する「一つの中国」政策には縛られない考えを示し、中国を揺さぶった。

 トランプ氏は昨年12月、中国との国交回復以来、就任前を含め大統領としては初めて台湾の総統と電話協議したほか、その直後のFOXニュースとのインタビューで「一つの中国」政策に疑問を投げかけていた。

 一方、ロシアについては「もし本当に米国にとって役に立てば、制裁を科す必要があるのか」と指摘。当面は制裁を続けるものの、過激派組織「イスラム国」(IS)など、重要政策に掲げるテロとの戦いに協力すれば、解除する考えを示した。

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