<米国務長官>ロシアを優先 NATO外相理事会は欠席か

 ロイター通信は20日、ティラーソン米国務長官が4月5、6日にブリュッセルで開催される北大西洋条約機構(NATO)外相理事会を欠席し、同月12日にモスクワを訪問する計画だと報じた。米国では「最も重要な同盟の信頼を揺るがせる」との批判も出ている。

 ティラーソン氏は、就任後初となるNATO外相理事会への参加より、4月6、7日に米南部フロリダ州での開催が調整されている米中首脳会談への同席を優先したという。

 トランプ米大統領はロシアとの関係改善を模索している。その第一歩となるのが、米石油大手エクソンモービル幹部としてプーチン露大統領と個人的に親しいティラーソン氏の訪露だと言える。

 一方、トランプ氏は米欧諸国による対露防衛同盟として結成されたNATOの加盟国には、防衛費増額を重ねて要求。各国が負担を増やさなければ、米国は共同防衛義務を果たさない可能性にも言及した。このため、欧州ではトランプ政権の対露接近に対する懸念が根強い。

 米国では、昨年の大統領選に関連しトランプ陣営とロシア当局がサイバー攻撃で協力した疑惑が浮上し、連邦捜査局(FBI)が捜査中だ。

 ロシア外務省のザハロワ報道官は21日、ティラーソン氏の訪露報道に関し「微妙な情報がいつもワシントンから漏れる」と不快感を示した。【大前仁、モスクワ杉尾直哉】

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