<個展>日本の美、伝える 書家・柴山抱海さんNZ訪問 国際交流、俳句の揮ごうも /鳥取

 鳥取市青谷町紙屋の書家、柴山抱海さん(75)=県書道連合会会長、独立書人団評議員、毎日書道展審査会員=が、一門の10人とニュージーランドの首都ウェリントンを初訪問し、書で国際交流した。

 同市鹿野町出身で、現地で書道教室を主宰するクラウザ章子さんに誘われた。ニュージーランド・アカデミー・オブ・アートで開かれた個展「いのち輝け」(2016年11月27日〜12月4日)では、漢字や現代詩文書など多様な40作品を展示。個展に先立ち、TSB銀行アリーナで開かれた「ウェリントン日本祭」(日本大使館など主催)では俳句の揮ごうを頼まれ、尾崎放哉らの句を長さ6メートルの紙に10枚揮ごうし、天井からつり下げて展示した。

 「英語圏の人々に日本人らしい書の美しさを伝えたかった。質の高いものを求められ、いろいろな書体、新しいスタイル、最近の日本の書を見てもらった」と柴山さん。

 個展会場では、鳥取出身で「社会福祉の父」とたたえられる糸賀一雄の思想も書で表現した。「書くことで新たに目に留まり、近現代を切り開いた人たちの言葉が生きる。いかに広く豊かな心が持てるか、心を開いていくかが書のテーマで、それはお互いに助け合って生きていく上で世界中の人々が求めていることです」。温かくほっこりとした書画作品の前で泣き出す人や、「過去50年間にウェリントンで見た展覧会の中で最高の、そして最も印象的な展覧会」などと感想をメールで寄せた人もいたという。

 柴山さんは、病院や学校など人の集まる所に作品を寄贈して帰国した。ウェリントンの印象について「鳥取みたいに小さい街だが、各国の大使館があり世界中から観光客も来ていて、文化的、国際的な雰囲気があった。氷河など自然環境の保護も徹底していた」と語った。【松本博子】

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