<三重津海軍所跡>世界文化遺産登録 策定委が整備計画案 展示解説施設「検討」盛る /佐賀

 明治日本の産業革命遺産の一つとして世界文化遺産に登録された佐賀市の「三重津海軍所跡」の整備基本計画策定委員会が13日、佐賀市のJA会館であり、修復や整備活用の計画案が示された。史跡や周辺をゾーンに区分して整備することやガイダンス施設の設置を検討することが盛り込まれた。今後2回の会議を経て、5月に計画を確定する予定。

 三重津海軍所跡は、幕末から明治にかけて佐賀藩が洋式海運の伝習や洋式船の修理、蒸気船建造などを行った海軍根拠地。

 主なゾーンでは、海軍所跡の歴史を踏まえた三つの地区を「修覆場ゾーン」「船屋ゾーン」「稽古(けいこ)場ゾーン」と設定。修覆場ゾーンは、地下にドライドック(船渠(せんきょ))などの重要な遺構が集中する区域として発掘調査を継続するとともに、造船や修船の様子が伝わるための整備を実施。現在の駐車場は移転を図るとしている。船屋ゾーンは、当時の船屋の機能が伝わる整備や水辺を感じて散策できるような区域とし、稽古場ゾーンは広場として整備する方向性を打ち出した。

 周辺地区では「ガイダンスゾーン」が盛り込まれた。現地での説明や表現が難しいものなどについて、展示解説する施設を「検討する」と明記し、まずは既存の佐野常民記念館と一体となった整備から考えていくとしている。

 計画案では、多くの遺跡が地下に埋もれていることから「見えない三重津が見えてくる」とのキャッチフレーズも打ち出し、仮想現実(VR)などのデジタル技術の活用も掲げている。【池田美欧】

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