<選挙>萩市長選 藤道氏が初当選 6期24年、野村市政に幕 /山口

 任期満了に伴う萩市長選は19日投票され、即日開票の結果、新人で元銀行員の藤道健二氏(57)が、現職の野村興児氏(72)=自民推薦=を破って初当選を決めた。旧市長時代を含めると6期24年続いた野村市政に幕を下ろした。当日有権者数は4万3086人。投票率は前回(47・11%)より15・23ポイント高い62・34%だった。

 萩市土原の藤道氏の事務所に「当選」の知らせが届くと歓声が湧き起こった。拍手で迎えられた藤道氏は「厳しい船出になるかもしれないが、市政の再起動に全力で取り組む。観光に偏りすぎた軸を修正し、バランスのとれた市政を運営していく」と語った。

 藤道氏の出馬表明は昨年12月。金融機関で中小企業の経営支援などに携わってきた経歴をアピールすると共に「24年も(市長が)同じでは緊張感もチェック機能も失われる」と多選を批判し、「チェンジと市政再起動」を掲げてミニ集会や街頭演説を重ねてきた。

 また、観光施設「萩・明倫学舎」などの整備事業計画の中止・見直しを明言。「『ハコモノ』に頼らない均衡ある発展を目指す」と呼び掛け、幅広い層に浸透した。

 一方、支持者らが開票を見守った野村氏の事務所は、落選が決まると重苦しい空気に包まれた。野村氏は「このような結果になり申し訳ない。私の力量不足だが、まいた種は必ず花開く」と述べた。

 選挙戦では、山陰道や小郡萩道路の推進、明治維新150年に向けた観光施設整備などの実績をアピール。自民党支部組織や市議らの支援を受け、中山間地域の振興策などを訴えたが、野村市政を「長い」とする有権者の声を払拭(ふっしょく)できなかった。【川上敏文】

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 ◇市長選開票結果=選管最終発表

当 13,823 藤道健二 57 無新

  12,805 野村興児 72 無現

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藤道健二(ふじみち・けんじ) 57 無新(1)

 [元]日本長期信用銀行員▽政治団体代表[歴]日本政策金融公庫職員▽会社員▽一橋大

〔山口版〕

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