<未踏の頂へ>静高センバツ’17 鋭く温かい目で見守る OBで元プロ野球選手・小田義人コーチ(69) /静岡

 <第89回選抜高校野球>

 第89回選抜高校野球大会で23日に初戦を迎える静岡高打線の指導を、OBで40年以上プロ野球の世界で過ごした外部コーチの小田義人さん(69)=静岡市在住=が担う。13日に大阪入りした静高ナインに同行し、現地でも鋭く温かい目でサポートに徹している。

 小田さんは1963年夏と65年春に甲子園に出場。1年生だった夏は初戦の対市立西宮で先制二塁打を放ち、3年生だった春は1回戦対秋田で3本の三塁打を記録し4番としてチームの8強進出に貢献した。

 卒業後は早稲田大に進学し、大昭和製紙を経て72年にドラフト2位でヤクルトに入団。日本ハムや南海などでもプレーし、83年に現役を引退した。その後はヤクルトのスカウトなどを務め、昨年7月に退団した。

 小田さんが静高コーチに就任したのは今年2月。「プロでの経験や知識を伝えたい」と、学生野球協会の審査を経て学生野球を指導する資格を回復した。

 指導のため、静高を週に5日訪れる。29人いる選手の名前も就任後すぐ覚え、練習では一人一人に積極的に話しかけてスイングの軌道など基本的な技術指導を行っている。

 小田さんにとって、静高は長い野球人生の原点だ。「静高はいちずに野球に取り組む素晴らしいチーム。甲子園では力を出し切って思いっきりプレーしてほしい」と、期待を込め、憧れの舞台に立つ後輩の姿を見守る。【古川幸奈】

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