<第99回全国高校野球>広陵打線、声援で奮起 逆転、3アーチに大歓声 /広島

 「よくやった」「次も頼むぞ」−。第99回全国高校野球選手権大会(日本高校野球連盟、朝日新聞社主催、毎日新聞社後援)第4日の11日、3年ぶり22回目出場の広島代表・広陵は1回戦で7回の夏優勝を誇る中京大中京(愛知)を10−6で降し、伝統校同士の注目のカードを制した。広陵は序盤に先制を許したものの、六回に本塁打を含む集中打で逆転。その後も大量得点し、大勢の人が詰めかけたアルプススタンドは喜びに沸いた。2回戦は大会第9日第1試合(16日午前9時半の予定)で、秀岳館(熊本)と対戦する。【益川量平、加藤佑輔】

広陵

  000003340=10

  002000013=6

中京大中京

 広陵側の一塁側スタンドは大観衆で埋まり、スクールカラーのえんじ色に染まった。先発したエース・平元銀次郎投手(3年)の父、征明さん(41)は「勝利につながる投球をしてほしい」とグラウンドの息子に声援を送った。

 しかし、三回に本塁打などで2点を失い、追いかける苦しい展開に。それでもスタンドは諦めず、力強い応援を続けた。吹奏楽部の岩城諒さん(1年)は「まだまだ逆転できる。音で選手の力になりたい」と懸命にシンバルを演奏。野球部員の木曽秀一さん(3年)は「絶対に勝つという気持ちで応援している。今までの練習を思い出して」、森勝哉さん(1年)は「まだ2点差。返せる力はある」と声を張り上げた。

 声援にこたえるかのように六回、広陵の強力打線が火を噴いた。「流れを引き寄せたい」と打席に入った中村奨成選手(3年)がソロ本塁打を放ち、1点差に。応援に駆けつけた中村選手の母、啓子さん(44)は涙を浮かべ、「うれしすぎて力が抜けた。最高です」。続く3打者も中村選手に引っ張られるように安打を放ち、この回に逆転。同点打を放った高田誠也選手(3年)は「アルプス席の応援が力になった」、勝ち越し安打を放った大橋昇輝選手(同)もスタンドの部員らに向かって「よっしゃ」とガッツポーズを見せた。

 七回に途中出場の佐藤勇治選手(同)が2ラン、八回には再び中村選手が2ランを放つなどして得点を重ねると、スタンドはさらにヒートアップ。試合終了後、駆け寄ってきたナインらに「よかった」「やったぞ!」と大きな拍手と歓声が送られた。吹奏楽部の樋口莉奈さん(同)は「最後まで勝ち進んでほしい」、野球部の佐古翔大さん(同)は「有名な強豪校を相手に勝ってすごい。次の試合も全力で声がかれるまで応援する。次も頼むぞ」と期待を込めた。

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