<望月・山梨市長>辞意 地元、失望の声相次ぐ 市が会見し陳謝 /山梨

 山梨市の望月清賢(せいき)市長(70)が市職員の採用試験に絡み虚偽有印公文書作成・同行使容疑で逮捕され、市議会に辞職願を提出したことを受け、地元からは失望の声が相次いだ。市では12日、事件後初めて記者会見を開き「市民や関係者に多大な迷惑とご心配をお掛けした」と陳謝した。【加古ななみ、滝川大貴、田中理知】

 望月容疑者は同日午後、弁護士を通じて辞職願を市議会に提出。これを受け、市議会は、辞職願の取り扱いを話し合う臨時議会を13日に開催することを決めた。議会で同意が得られれば望月容疑者は同日付で失職する。また公職選挙法に基づき、市長選は10月1日までに行われる。

 この日、報道陣の取材に応じた小野鈴枝議長は「もう少し早く関与を認めていればこのような大きな問題にはならなかった」と述べた。

 市の記者会見には、不正があったとされる昨年度の職員採用試験に関わった飯島尚敏副市長ら市幹部も出席。関与について問われると「捜査に協力しているので答えられない」などとした。また、9月から予定されている今年度の採用試験について飯島副市長は「実施する予定」としたうえで「今年度の試験から試験方法を見直すことを考えている」と話した。

 辞職願の提出を知った同市の無職男性(73)は「当然のこと。市民全員をバカにしていて、とんでもない話だ。明るみに出て良かった」と憤った。また同市に住む主婦の女性(70)は「しっかりした市長と聞いて支援していたので残念。次は信頼できる人に市長になってほしい」と話した。

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 ◇山梨市長を巡る経緯(肩書は当時)

2014年2月    望月清賢氏(70)が山梨市長に初当選

  17年2月    市長が治美氏と離婚

     4月25日 警視庁が架空投資話の詐欺容疑で元妻、治美氏の住む山梨市長宅などを家宅捜索。市長「警視庁の捜査には全面的に協力する」。この時、市職員採用試験の不正に関与したとみられるメモが見つかる

     6月 6日 警視庁が架空投資話の詐欺容疑で治美容疑者を逮捕。市長「一切関与していません」「公務を着実にやることが責務」

     7月18日 東京地検が治美容疑者を架空投資話の詐欺罪で起訴

     8月 7日 市職員採用試験を巡る公文書改ざん事件で、市長を虚偽有印公文書作成・同行使容疑で逮捕

        8日 同事件で山梨市役所を家宅捜索

       12日 市長が代理人弁護士を通じて辞職願提出

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