<第99回全国高校野球>友が夢託したグラブ 支えに2人の挑戦誓う 明豊エース・橋詰投手「あいつの思い込め」 /大分

 明豊のエース、橋詰開斗投手(3年)は、「甲子園で投げたい」という夢が詰まった友のグラブを13日の初戦でベンチに持って行く。けがで投げられなくなった3年の小塩遥己(はるき)選手(18)が託したものだ。

 投手として入部した小塩選手。直球の制球は抜群で、巧みに変化球を操った。橋詰投手も「けががなければ、あいつがエースだった」と認める素質の持ち主だった。だが、1年の終わりだった。右肘に痛みが襲った。「治るか分からない」と診断され、手術をしたが、術後は投げる度に肘が悲鳴を上げた。もう、マウンドに立てなかった。

 大分大会の開幕前だった。橋詰投手が小塩選手に「グラブ貸してくれない?」と声を掛けた。けがをしてもグラウンドを走る姿を何度もみてきた。グラブを左手に、甲子園を諦めない友の思いに寄り添って大分大会で投げた。

 グラブは高校入学前にオーダーメードで作った。大好きな黄色が基調で、米大リーグ・ドジャースで活躍する前田健太投手に憧れ、ひもは前田投手と同じモデルだ。グラブには「夢叶(かな)うまで挑戦」という文字が縫い付けてある。

 小塩さんは13日、スタンドから橋詰投手を見守る。そして、思いを込めたグラブはベンチからエースをきっと支えてくれる。「橋詰には、聖地のマウンドを楽しんでほしい」と小塩選手。橋詰投手は「一球、一球に小塩の思いも込めて投げます」。夢叶うまで……、2人の挑戦が始まる。【尾形有菜】

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