<自動運転バス>公道で無人走行実験 200メートル時速15キロ「問題なく上々」 東近江 /滋賀

 道の駅「奥永源寺渓流の里」(東近江市蓼畑町)を拠点に、国土交通省が実証実験中の自動運転で14日、運転席を無人にした小型バスが公道を走る「レベル4」走行が試みられた。午前8時台と午後1時台の計6便で実施され、指定された区間に到着すると運転手が助手席側に移動。実験車両が道を外れそうになった際に車両を停止させ自動運転のシステムも制御するための非常停止ボタンを手に、無人走行の様子を見守った。

 中山間地域で人や物の流れを確保することを目的に全国13カ所で順次進められている実験の一環で、一般販売されている小型バスを改造した車両を使っての「レベル4」走行は全国でも初めてという。今回は県道34号の約200メートルの区間で、一般車両を通行止めにするなど安全を確保した上で実施された。

 実験区間に入り、無人運転を開始するボタンが押されたバスは、高精度なGPS(全地球測位システム)で位置情報を確認しながら走行。道の両側に崖が迫る狭い道も、人による走行データから理想とされるラインを誤差20センチ以内の範囲でたどり、時速15キロ程度で通り抜けた。

 実験を終え、車両を開発した会社の担当者は「特に問題なく走れて上々の出来」と評価。国交省近畿地方整備局の担当者と共に「得られたデータを精査し、今後の改善点の参考にする」と話した。【金子裕次郎】

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