<阿波電鉄プロジェクト>電車走らせ歴史作ろう 徳島大生ら製作、ネットで寄付募る 地域活性化に「支援を」 /徳島

 「電車が走ったことのない徳島で、初めての電車を自分たちが走らせよう」。47都道府県で唯一電車が走らない徳島で、徳島大理工学部(徳島市南常三島町)の学生らを中心に「阿波電鉄プロジェクト」が進められている。自前で製作する車両の設備や部品などの購入費用の一部をインターネットで寄付を募るクラウドファンディング(CF)で実施している。20日まで。【松山文音】

 県内を走るJR四国各線と阿佐海岸鉄道は電化されていない。学生たちは車掌と運転士、乗客4人の計6人が乗車できる蓄電池で動く小型車両を製作中だ。長野県で中古車輪を譲り受けて台車部分は完成し、走行試験も行った。今後は駆動装置と車体を完成させる。今年度中を予定する車両完成後は、県内の地域イベントなどでも電車を走らせる。

 プロジェクトは2016年4月、幼い頃から鉄道が大好きという発起人の理工学部2年、渡邉靖貴さん(20)の「徳島にも電車を走らせて歴史を作ろう」との思いから始まった。現在は理工学部を中心に1〜3年生計14人がプロジェクトに携わる。これまでは、車輪を譲り受けたり部品代をメンバーで出し合ったりしながら製作を進めていた。しかし、次第に資金不足から必要な部品が購入できず、作業が停滞していった。

 試算では、車両製作費は計90万円。大学からの活動資金や企業からの支援金などでまかなっているが、なお不足する約40万円をCFで集める。今回の寄付は、目標金額の達成状況に関わらずプロジェクトに贈られる。

 プロジェクトの将来的な目標は、一般的なレール幅の車両を製作し、阿佐海岸鉄道やJR四国で走らせて地域活性化につなげること。渡邉さんは「少しでも共感してくれる方たちから支援をいただけたら」と話した。

 寄付は2000円から。額に応じて、完成した車両の車内広告や切符、名前入りの銘板の作成などの返礼品がある。寄付の受け付けはCFサイト「おつくる」(https://otsucle.jp)。


スゴ得でもっと読む

スゴ得とは?

関連記事

おすすめ情報

毎日新聞の他の記事もみる

中国/四国の主要なニュース

徳島 アクセスランキング

ランキングの続きを見る

地域 新着ニュース

新着ニュース一覧へ

総合 アクセスランキング

ランキングの続きを見る

東京 新着ニュース

東京の新着ニュースをもっと見る

東京 コラム・街ネタ

東京のコラム・街ネタをもっと見る

特集

特集一覧を見る

地域選択

記事検索