<出産>タクシーで「産まれる!」 東署に駆け込み、女性2警官の介助で無事に 和歌山 /和歌山

 和歌山市内で11日朝、陣痛が始まりタクシーで病院に向かっていた30代妊婦が到着に間に合わず、和歌山東署(同市栗栖)で急きょ出産する出来事があった。女性警察官2人が赤ちゃんを取り上げ、母子ともに健康という。想定外の吉報に署は喜びに沸き、出産を手伝った女性警察官も「無事に生まれて良かった」と胸をなで下ろしている。【後藤奈緒】

 タクシー会社や同署などによると、妊婦は陣痛が始まり、午前8時半ごろ、自宅に呼び出したタクシーに乗り、市内の産婦人科医院に向かった。出発して間もなく「産まれそうだ」とうめき始め、後部座席のシートに横たわった。状況が緊迫し、道路も渋滞していたためタクシー運転手は間に合わないと判断し、同9時ごろ、道沿いの同署駐車場に車を止め、「子供が産まれそうな妊婦がいる」と駆け込んだ。

 運転手の言葉に驚いた署員数人が救急車を呼び、毛布やタオルを準備。赤ちゃんの頭部が出ていることが妊婦の着衣越しに分かったため池田映実(えみ)巡査部長と田上(たのうえ)直子巡査部長が着衣を脱がせて後部座席で出産を手助けし、約5分後に男児が産まれた。池田巡査部長らが、取り上げた男児の首に巻き付いたへその緒をほどいて顔をタオルで拭くと、元気に泣き出したという。妊婦に「赤ちゃん元気やよ」と声を掛け、母子は到着した救急車で医院に運ばれた。

 2児の母親でもある池田巡査部長は「突然のことで驚いた。赤ちゃんに何かあったらどうしようと不安もよぎったが、本当に良かった。幸せな現場だった」と振り返った。


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