<インタビュー>3期目終盤、平井知事に聞く 災害に強い地域構築 鳥取ファンに移住支援 /鳥取

 知事の任期満了(4月12日)まで残り3カ月。3期目の終盤を迎える平井伸治知事(57)が毎日新聞の単独インタビューに応じた=写真。2015年からの今期を振り返るとともに、災害復旧や地方創生など、残る任期以降で取り組むべき課題について語った。【聞き手・園部仁史】

 −−豪雨や台風24号(縦断)など昨年は災害が多かった

 7月の豪雨は被害が公共土木施設で350カ所以上、農業被害は27億円。台風24号は公共土木施設が約300カ所、農業被害は33億円に上った。異常気象が原因とされているが、今後一層、深刻になると予想される。そのために市町村などと連携してハザードマップづくりや避難に関する仕組みづくりの強化をすることに19年以降努め、災害に強い地域の構築が必要になる。

 −−県中部地震(16年)の対応については? 18年度を「復興の総仕上げ」と位置づけていたが

 家屋被害の補助について、倉吉市の1件(昨年末現在)を除いて申請が済んだ状況。一方で200軒ほど(屋根を覆う)ブルーシートが残っている。これをどうするか、最後に残された課題でもある。生活が苦しく修理できないという事情もあり、更にもう一歩踏み込む必要性もあるのかなと。

 −−「蟹取(かにとり)県」などのPR事業について

 「カニはいるけどカネはない鳥取県」。ただ低予算でも“騒ぎ”を起こすことが必要だ、と就任以来取り組んできた。17年には(スマートフォン用ゲームの)「ポケモンGO(ゴー)」のイベントで、鳥取砂丘一帯に3日間で約12万人が訪れ、約24億円の経済効果もあった。昔のように温泉やスキー場があるだけでお客さんが来る時代ではない。地元との協力体制を構築していき、プレゼンス(存在感)を高めるのが小さな県の戦略かと。

 −−鳥取の将来像への考えは

 人口減少を食い止めること。移住者を増やすため、地方に住む楽しさを知ってもらう。そのために“関係人口”を増やす、つまり鳥取のファンになってもらうことが大切。「観光以上、移住未満」の方向けの「関係案内所」のようなものもつくってみてはどうだろうか。また、出生数を増やすため、これまで進めてきた医療費助成や保育料無償化などの支援を一層進めていく。若者の県外転出については、県立ハローワークやインターンシップを押し出すなどして、最少人口県の鳥取に住む人が増えるようになればいい。


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