財布には「1日分の食費1000円」のみ。萩原博子さんが教える、買い物のムダを減らす3ステップとは

2019年10月には消費税増税が予定されていることもあり、より「節約しなければ」と感じている人も多いと思います。一年の初めに家計を見直し少しでも余裕を出すために、家計経済のパイオニアとして長年活躍している経済ジャーナリストの萩原博子さんに、節約方法を伝授していただきました。
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「節約しなければ」と感じながらも、漠然と、節約ばかりが頭にあり、ストレスがたまり、安いからと余計なものを買って結局使い切ることなく、あるいは一度も使うことなくムダにしてしまった経験をしている人もいるのではないでしょうか。
そうならないためにも、節約することで捻出したお金は、映画や旅行など、自分の趣味など楽しいことに使うと決めておきましょう。そうすると、しんどい節約も、前向きにワクワクしながら取り組むことができるかもしれません。
節約する際に役立つのが、家計簿です。というのも、家計簿を有効に使うことで、買い物のムダが見えてくるからです。アンケート結果にもあるように、私たち世代の半数以上の人が家計簿をつけていました。

約6割の人が家計簿をつけている
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※データ出典:シニア世代における「家計」に関する調査(ジー・エフ調べ)より

家庭で家計簿をつけているかとの質問に対して、「細くつけている」が16.0%、「大ざっぱにつけている」が44.3%で全体の約6割が家計簿をつけていました。女性70代での利用率が64.4 %、80代以上では78.3%という結果でした。


ところが、「買い物のムダを見つける前に、家計簿を付けただけで満足している人が多いようです。家計簿は、自分の家計をチェックするために付けるものです」と話すのは、経済ジャーナリストの荻原博子さんです。
それでは、どのようにして買い物のムダを見つけることができるのか、またどのように節約すればいいのか、そして、私たち世代がお金で気を付けることはどういうことなのか、家計経済のパイオニアとして長年活躍している荻原さんに教えてもらいましょう。
 
家計で節約するトップは「食費」
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※データ出典:シニア世代における「家計」に関する調査(ジー・エフ調べ)より
意識的に節約していることはとの質問に対して、「自宅の食費」が19.2%と最も高く、次いで「外食」が14.9%、他には「旅行・レジャー」や「節約していない」、「光熱費」などの回答がありました。


調査の結果節約意識が最も高かった食費の節約方法を紹介します。
 
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ステップ1: 食費や日用品などの予算立てをし、金額を袋分けする
まず、1カ月の収入から住宅費や公共料金、保険料など、口座から引き落とされる金額を除いて、1カ月に使える金額を算出します。その金額から、食費や日用品などの予算立てをして、それぞれの金額を袋に入れておきましょう。袋は、保存用のビニール袋や銀行の封筒など何でもOK。これらの予算内に収めるようにすれば、基本的に赤字になることは少ないはずです。
 
1901p095_02.jpgステップ2: 財布に1000円だけ入れて買い物に行く
2人家族の食費の1カ月の予算が4万円だったとします。このうち9000円は、米やパンなどの主食に充てます。残りの3万1000円を31日で割ると、食費に使える1日当たりの金額は1000円。3万円を全て千円札にして、31枚の千円札を食費の袋に入れておきます。
毎日買い物に行く人なら、買い物用の財布を用意して、スーパーに行くときに、1000円だけを財布に入れておきます。「この金額しか買うことができないので、買うものを吟味するようになります」と荻原さん。

 
1901p095_03.jpgステップ3 :ノートにレシートを貼り、後でムダと思うものに赤丸をつける
次に、ノートの見開きを8分割にして、1週間の曜日を書き込み、買い物でもらったレシートを貼ります。そして、レシートを眺めて、ムダな買い物があれば赤丸を付けます。残りの1枠を備考欄にし、反省点や来週買うものなどを書いておきましょう。
荻原さんは「最初は大変だけど、とりあえず1カ月だけでもやってみてください。底値が分かってきたり、赤丸も減ってきたりするので、買い物のムダが減ることが実感できるでしょう」と話します。

 
1901p095_04.jpgステップ4: 余ったお金はジャムの空き瓶などに入れておく
余ったお金は、透明のジャムの空き瓶などに入れておけば、節約の成果を目で確認できるのでうれしくなり、やる気が出てくるはずです。
 

取材・文/金野和子 イラスト/坂木浩子
 

<教えてくれた人>
荻原博子(おぎわら・ひろこ)さん

経済ジャーナリスト。経済事務所で働いた後に独立。新聞やテレビなど多数の媒体で、経済の仕組みを生活に根差した分かりやすい解説に定評がある。『払ってはいけない 資産を減らす50の悪習慣』(新潮新書)など、著書多数。


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