「友人の発表会に代わりに参加して。会費は3000円でいいから」という先生にモヤモヤ

<この体験記を書いた人>
ペンネーム:みさよ
性別:女
年齢:52
プロフィール:52歳、兼業ライターの主婦です。仕事相手のA先生(女性65歳)にモヤモヤしています。
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2カ月ほど前、A先生の本の執筆を手伝う仕事を請け負いました。
A先生は、ご自身が専門とする業界では有名人でしたので、初顔合わせの席ではコチコチに緊張しました。
そのためアイスコーヒーがなみなみと入ったグラスを倒してしまい、テーブルをアイスコーヒーまみれにしてしまうという失態をおかしてしまったのです。
「も、申し訳ありません」と慌てる私にA先生は「そんなに緊張しなくていいわよ、気楽にやりましょうね」と穏やかにほほえみ、自らテーブルを拭いてくれました。
ああ、気さくで優しい方なんだな。
この方となら、楽しく仕事ができるかもしれない、私はそう思いました。そのときは、確かにそう思ったのです。
A先生はとてもオープンな性格で、生い立ちに始まり、現在の家族構成、好きな食べ物、好きなタレント、ご主人様の愚痴とノロケまで実にあっけらかんと語り、その巧みな話術と相まって私の目にはとても魅力的に映りました。
気配りもできる方で、顔を合わせるたびに「ちょっと出かけたからお土産」と、クッキーやチョコレートが入った小袋を渡してくれます。
「いつも手伝ってくれてありがとうね」と、ねぎらいの言葉を忘れません。
だから、A先生から「お友達との飲み会に、あなたを連れて行くと約束しちゃった」と勝手に参加を決められたときも、「決める前に一言相談してくれれば」と不快には感じつつも、「私が断ればA先生が恥をかく」と今回限りのつもりでオーケーしました。
A先生以外は知る人もなく、しかも10歳以上も年上の方ばかりの飲み会は、楽しさよりも気疲れのほうが遙かに大きかったです。
宴がお開きとなったときには、かつてないほどの安堵感が広がりました。
会費も7500円と、私には痛い出費でした。
「お金も気も遣わせて悪かった」とA先生も思ってくれているだろう。そう信じて疑わない私に、A先生は笑顔で言いました。
「楽しかったでしょ。次は幹事をお願いね」
初めは冗談かと思ったのですが、A先生は具体的な日にちと店の名を挙げ「これで段取りを組んでね」と、当たり前のように言い放ったのです。
参加だけでも嫌なのに、幹事などとんでもない。
酔いが一気に冷めた私は、やんわりと断りました。A先生を怒らせても構わないと思いました。
意外なことにA先生は、「あら、そうなの」とあっさり引き下がりました。
ですがとても傷ついた顔をし、何だか私が悪いことをしたような気持ちにさせられました。
これで気まずくなるかもと心配したのですが、A先生は特に気にした風もなく、その後も仕事は順調に進みました。
しかし、ほっとしたのもつかの間、数日後、A先生は感じのよい笑顔で1枚のチケットを差し出しました。
「お友達の踊りの発表会なの。私は忙しいから、代わりにあなたが行くって言っておいたわ」
なんとか「いや、私だって忙しいよ」という言葉を何とか呑み込んだ私に、A先生はさらに続けます。
「チケット代、3500円だけど3000円でいいわ」
無料でも嫌なのに、お金まで取られてはかないません。私はきっぱりとお断りしました。
このときもA先生は「あら、そうなの」とあっさり引き下がったのですが、信じていた人に裏切られたような、そんな悲しそうな顔をしました。
その後も懲りずに、旅行だとかコンサートだとかの参加を勝手に決めてきては、私に断られ、傷ついた顔をするというパターンが繰り返されています。
誰に相談しても、A先生が悪いと言います。
それでも、断るたびに悲しそうな顔をされると、自分が悪人のような気持ちにさせられ、モヤモヤが募るばかりです。


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