<この体験記を書いた人>
ペンネーム:ちよこ
性別:女
年齢:41
プロフィール:寒い季節は、手足の冷えとの戦い! 寝るときは必ず、湯たんぽと一緒です。
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私の地元は瀬戸内海に面した地方都市。
自然災害が少なく、温暖な気候で果物栽培が盛んなことで知られる地域です。
私は地元を離れていますが、60代半ばの両親は市内で生活しています。
市内といっても地方都市ですので、自然が豊かな環境。
家庭菜園などを楽しんでのんびりと生活しています。
そんなところに住んでいる両親は、これまで自然災害による大きな被害を経験したことがありません。
どこかで被害が起きると、テレビでその様子を見て心を痛めている様子ですが、実際に自分たちの身に降りかかる危機感は全く持っていないようです。
両親と離れて暮らしている私と妹にはそれぞれ家庭もあり、何かあってもすぐに駆けつけることは難しい状況です。
そのため、災害が報道されるたびに、災害に対する警戒心がなさすぎる両親のことが気にかかります。
私自身は、東日本大震災が発生した時、家族と共に首都圏で生活していました。
そのため、地震による直接の被害はあまり受けていないものの、災害の怖さや備えることの重要さを十分に体感しました。
それ以来、自宅での水や保存食の備蓄、避難準備などを欠かしたことはありません。
また、安否確認の方法なども、家族で共有して有事に備えています。
しかし、そんな危機を一度も経験していないためか、何度忠告しても、両親は聞く耳を持ってくれません。
かつて阪神淡路大震災が近隣県で発生した時も、私の地元にはほとんど被害はありませんでした。
そのせいなのか、両親は自分たちは災害にあうはずがないと思い込んでしまっているようなのです。
せめて日頃から防災グッズや避難バッグなどを準備をして欲しいのです。
しかし当の本人たちは「何かあれば、その時には先祖代々のこの土地で死ねたら本望!」と。
どこまで本気で言っているのかはわかりませんが、不安でたまりません。
帰省した際には、地震の時に危険だからと、実家のタンスの上のものを動かすようにアドバイスしたりしています。
言いすぎると逆効果かと思い、過度にならないよう気をつけています。
災害時には、地震などで直接の被害を受ける場合はもちろん、被災した高齢者が避難所での厳しい環境に体調を崩してしまったりすることもあるでしょう。
また、過酷な避難生活がもとで、介護が必要になったという話も聞きます。
大好きな両親には、万が一の時にも、そんな大変な経験をしてもらいたくないと思っています。
ですが、どうすれば災害に備える気になってもらえるのか分からず、困っています。