<この体験記を書いた人>
ペンネーム:執事
性別:女
年齢:53
プロフィール:一人暮らしをしている娘のところに転がり込んできたアホな彼氏。こんなこと言ったらダメなのですが......。
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娘が一人暮らしを始めた途端、転がり込んできた彼氏。
こうして「なし崩し的」に同棲生活がスタートしました。
でもこの二人、付き合って間がないので、私は一緒に住むのは早い気がしました。
もうちょっと時間をかけて分かりあってからの方が、何かと良いのではないカナ...と思ったものですから。
それに、彼氏はまだアルバイト。
経済的に、とても厳しい状況と聞き、余計に不安が募ります。
しかし、私がこのことを知った時には同棲生活はすでに始まっていました。
今更どうすることもできません。
それに娘ももう大人です。
その娘たちが判断して始めたことですので、黙って見守ることにしました。
ところが...予想通り、すぐに問題が勃発。
金銭的なトラブルを抱え、困り果てた娘から相談を受けたのです。
なんとこの彼氏、娘に渡す生活費が1カ月たった2万円。
それなのに堂々と「残ったお金は好きに使っていいよ〜」なんていうのだそうです。
アホなのでしょう、きっと。
「ねえねえ、残ったお金ってさ、つまりはお小遣いもらえるってことだよ? 俺って優しいと思わない?」
そんな能天気な発言を繰り返すのだそうです。
やっぱりおバカなのです、この彼氏。
「生活にどれだけお金がかかるか計算したことある?」
「生活費2万でお金が残るってマジで言ってるの?」
負けじと娘も反撃したのだそう。
しかし、そこで返ってきたのが「君ってマジで幸せ者だよ♪」と言う見当違いの言葉だったのだそう。
これには娘も口あんぐり。
打つ手なしで相談してきたのでした。
「言わんこっちゃない!」と思い、ついついあれこれ厳しく突っこむ私。
受け入れた娘もたいがいアホだなと思いながら。
こうして全部吐き出したらなんだかすっきり。
ようやくアドバイス開始です。
ここで伝えたのは「私が同じ状況におかれた場合ならこうするかな」という方法です。
まず大切なのが強力な先制パンチをお見舞いすること。
2万円じゃ全く足りないこと相手にハッキリ伝えます。
その上で、家賃・光熱費・食費などなど、具体的かつ明確な経費明細を作って相手に渡します。
固定費は毎月の金額を、流動費は平均でOK。
必要なら証明できる書類を添えて。
その上で折半で払うように伝えます。
それを渋ったら出て行ってもらうでOK!
これを伝えたら、娘は躊躇していました。
アホな彼氏でもきっと大好きなのでしょう。
恋ってホント怖いですよね。
「あなたに彼氏を経済的に支える気持ちがあって、さらに実際にそれができる経済力があるのならそれでOK」
とどめにそう伝えました。
私が教えたことは「選択肢の一つ」でしかありません。
大人なら自分で考えて自分で結論を出すしかないのです。
娘とその彼氏は、何度も何度も2人で話合いと喧嘩を繰り返しながら、こんなルールを決めました。
まず、準備期間は2カ月。
その間は現状維持の2万円でOKに決め、それ以降に増額する金額、そして1年以内に折半にまで持って行けるような計画書を作成。
最終的には「それができないなら一旦は別に暮らす」と取り決めたのだそうです。
お金のことは最初が肝心。
こうして2人で話し合えたのはよかったと思います。
あとは、これらを本当に実行できるかどうか。
これが一番難しいハードルかなと。
「がんばれ娘」
これも経験と、離れたところから応援するしかない母なのでした。