健康を保つ秘けつは「姿勢を正すこと」とおっしゃる美容研究家の小林照子さん。85歳になったいまも、常に背筋がすっと伸びています。小林さんが美容と健康のため心掛けていることを教えていただきました。
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「姿勢が崩れていると、疲れやすくなります。気付いたときに姿勢を正す。それだけで体の調子が整いますよ」
「体力づくりのために何かしていますか?」と、小林照子さんに聞いてみると、「特別な運動などは行っていませんが、姿勢を正すことだけは常日頃意識しています。
背筋を立てて、しっかりした姿勢でいた方が気持ちいいのです」と返ってきました。
その言葉通り、立っているときも座っているときも、小林さんの背筋はすっと伸びて、誰よりも美しい姿勢を保っています。
ほかに健康のために意識していることがあるかたずねると、"呼吸法"と体のズレを感じたときに行うちょっとした体操を教えてくれました。
どれもすき間時間でできることばかりですが、気付いたときに行うことで調子のいい体を維持できるそう。
小林さんが日頃行っている体操や呼吸法などをご紹介しましょう。
体の声を聞いて姿勢を整える、動かす
良い姿勢を意識することは、健康はもちろん若々しさを保つ秘けつでもあります。
「背筋をピンと立てて、それ以外の部分は力を抜いてリラックス。胸が開き、おなかは引っ込んで美しい姿勢になります」と、小林さん。
姿勢を正すよう意識していても、体のズレを感じることはあります。
そんなときは軽い体操を行うそう。
「朝でも夜でも、仕事の合間でも、体がずれているなぁと思ったら、肩を上げ下げしたり、回してみたり、ちょこちょこと動かします」。
体のサインに合わせて調子を整える。
ぜひ、真似してみたいですね。
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「時には、高めのヒールを履いて姿勢をチェックします。高めヒールでもしっかりと立てていれば、体が整っているということです」
体ほぐし体操もやっています「肩の上げ下ろし体操」
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背筋を伸ばし、息を吸いながらゆっくり肩を持ち上げます。

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息を吐きながら、肩をすとんと落とします。
何回行ってもOK。
背中で手ぶらぶら体操
2003p064_04.jpg胸を開いて立ち、両腕を後ろに伸ばします。
その状態で、手をぶらぶらと動かします。
取材・文/笑(寳田真由美) 撮影/木下大造 写真/美・ファイン研究所 ヘアメイク/藤枝暁子(美・ファイン研究所)

美容研究家

小林照子(こばやし・てるこ)さん

1935年、東京生まれ。91年に(株)美・ファイン研究所を設立。後進の教育に尽力し、これまで約3000人を育成。最新刊『人生は、『手』で変わる。』(朝日新聞出版)が好評発売中。