腰痛は「心配のない腰痛」と「けがや病気が原因の腰痛」に分けられます。医学博士である松平 浩(まつだいら・こう)先生に、スマートフォンやケータイを見る際に「肩こりになりにくい姿勢」について教えていただきました。
意識して肩や腰に負担がかからない動作をする
日常の何げない動作が「肩こり」や「腰痛」を引き起こすことがあります。「肩や腰に負担がかかりにくい動作を覚え、習慣にしましょう」(松平先生)
肩こりを防ぐには、スマートフォンや携帯電話を見るときに、下のような「良い姿勢」をときどき実践しましょう。
松平先生は「肩こりや腰痛は自分で治せます。症状に合わせて『肩ほぐし体操』『腰ほぐし体操』を行えば、こりや痛みを解消できます」と話します。
肩こりにならないスマートフォンを見る姿勢
〇良い姿勢
・あごを引いている
・背筋が伸びている
・スマートフォンの位置が高い
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スマートフォンを顔の高さにしているので、背筋が伸びて頭が肩の真上にきています。頸椎が自然なカーブを描いていて、頸椎にかかる負担は少ないです。首や肩の筋肉も緊張しにくいため、肩こりを防げます。
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頸椎が緩やかにカーブ

×悪い姿勢
・あごが突き出ている
・猫背になっている
・スマートフォンの位置が低い

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猫背で頭が肩よりも前に出て、覗き込むようにスマートフォンを見ています。頸椎がまっすぐな「ストレートネック」になっていて、頸椎に負担がかかり、首や肩の筋肉が緊張して肩こりになりやすいといえます。
2003p041_04.jpg頸椎がまっすぐ
取材・文/松澤ゆかり イラスト/やまだやすこ モデル/永谷佳奈

医学博士
松平 浩(まつだいら・こう)先生

東京大学医学部附属病院22世紀医療センター運動器疼痛メディカルリサーチ&マネジメント講座長、特任教授。医学博士。著書は『3秒から始める腰痛体操&肩こり体操』(NHK出版)など。