骨に刺激を加えると骨密度がアップし、骨粗鬆症の予防になるそうです。今回ご紹介するストレッチは、腰やひざに痛みがあってジャンプなど負荷がかかる運動ができない方も、骨に振動を与えることができます。リンパティック・ストレッチの考案者・前新マミさんに「かかと落としストレッチ」教えてもらいました。
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骨にしっかり刺激を与えて骨粗鬆症を予防しましょう!
骨に刺激を加えると骨密度がアップする
骨は肌と同様、常に新しい細胞に生まれ変わっていて、これを骨代謝(こつたいしゃ)と呼びます。
骨に負荷がかかる運動は、骨を作る細胞を活性化させて骨量を増やし、骨粗鬆症を予防。
ジャンプや縄跳びなどの運動は骨に振動や負荷がかかり、骨粗鬆症予防に良いとされていますが、ひざや腰の痛みがあるとなかなか行えません。
今回ご紹介するのは上げた脚をトン!と床に落とす簡単な運動ですが、かかとから骨に振動が伝わっていきます。
かかと落としストレッチ
★骨粗鬆症を予防する
★骨に刺激を与える
★太ももの筋肉を使う
難しくない運動なので、毎日コツコツ積み重ねて骨を育てていきます。
回数:①〜②を片脚8回ずつ
まずはあお向けになります。


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①脚を伸ばす

片脚を天井方向に伸ばし、かかとを突き出します。
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【NG】つま先が伸びてしまうとあまり効果を得られません。

②脚を下ろす
脱力して、かかとから脚を床へと下ろしていきます。かかとからトン! と着地する感じで行います。

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③元に戻る
元に戻ったら①②を8回繰り返し、反対の脚も行います。
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Point
脚の重さに任せてストン! と床にかかとを着地していきます。
筋肉量が多いと骨粗鬆症になりにくい
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骨粗鬆症の予防には骨を作る素となるカルシウムなどの栄養とともに、じつは運動がとても大切です。
骨に直接刺激を加えることも有効ですが、運動で筋肉が強く収縮すると、それが骨にも刺激として伝わっていきます。
教室の生徒さんたちを見ていると筋肉がしっかりしている人は骨粗鬆症になりにくく、逆に、筋肉量が少なそうな人は骨粗鬆症になりやすい傾向があるようです。
介護が必要になっていく原因の1位は、骨折などによる骨や関節の障害です。
骨のためには筋肉量も増やしていきましょう。

取材・文/石井美佐 撮影/藤田浩司 ヘアメイク/ange イラスト/小沢陽子

<教えてくれた人>

前新マミ(まえあら・まみ)さん

1950年、北海道函館市生まれ。バレリーナ、プロダンサーとして活躍。メンテナンスのためのリンパティック・ストレッチを考案。著書に『寝たままスッキリ! リンパ体操』(高橋書店)。