冬の代表的な果物といえば「みかん」。果実だけでなく皮にも栄養が豊富で女性に嬉しい美容効果や花粉症改善が期待できます。今回は、みかんの皮に秘めた栄養と使い方についてご紹介します。

みかんの皮の3つの栄養素とその効果とは

みかんの皮には、女性に嬉しい効果が期待できる栄養素が含まれています。

【ビタミンCで美肌効果】
みかんの皮は、ビタミンCが果実の約3倍含まれています。コラーゲンの生成を促したり、肌の潤いを保ち紫外線によるシミ・シワを防いだりと、ビタミンCには美肌効果が期待できます。

【ヘスペリジン(ビタミンP)で冷え性改善】
ヘスペリジンはポリフェノールの一種でビタミンPとも言われます。毛細血管を強くし血流を促す作用があり、冷え性やコレステロール値の改善、高血圧を予防する効果が期待できると言われています。また、ヘスペリジンにはアレルギー反応による炎症を抑える働きがあることから、花粉症を緩和する効果もあるのだとか。

【食物繊維で便秘改善】
ペクチンという水溶性食物繊維が含まれています。ペクチンには腸内の善玉菌を増やし腸内環境を整える作用があり、便秘改善が期待できると言われています。

みかんの皮の利用方法

みかんの皮は「陳皮(ちんぴ)」と言われ、漢方薬としても使わているそう。陳皮は自宅でも簡単に作れ、いろいろ使うことができます。

【陳皮の簡単な作り方】
1. みかんの皮をよく洗います。農薬やワックスが気になる場合は、塩や重曹を使ってもみ洗いをしましょう。
2. 皮を3㎝くらいの大きさに刻みます。
3. 皮の水気を切り、新聞紙などの上でカラカラに乾くまで天日干しします(一週間〜10日ほど)。乾燥した皮は、ビンなどにいれて保管します。

【みかんの皮(陳皮)の使い方】
◆陳皮にお湯を注ぎ陳皮茶
◆お茶やお菓子の香りづけ
◆ガーゼやフキンなどに包み入浴剤
◆キッチンの油汚れを落とす洗剤

いかがでしたか?いつも捨ててしまうみかんの皮を利用して、美肌と健康を手に入れましょう。